リーガエスパニョーラはバルセロナ・レアル・アトレティコの3強状態に突入

リーガエスパニョーラ

Jリーグのクラブや南米のクラブは、良い選手が海外移籍してしまう関係で、なかなかリーグ内でチーム力に差がつきません。一方、世界中から才能溢れる選手が集まってくる欧州トップリーグは、クラブの資金力に比例して同じリーグ内でも上位と下位ではチーム力に大きな差がつきます。スペインのプロサッカーリーグ「リーガエスパニョーラ(ラ・リーガ)」はその代表格で、長く首都のレアル・マドリードとスペイン第2の都市を本拠地とするFCバルセロナの2強状態が長く続いてきました。

本拠地の人口が300万人以上で圧倒的な集客力を誇るレアルは、大金を支払って国内外のビッグクラブからすでに完成されているトップ選手を獲得する補強を行います。一方、本拠地の人口がマドリードの約半分であるバルセロナは、レアルのように大金を払って有力選手を獲得するのがやや困難な側面をもちます。そのため、このクラブは育成に力を入れてカンテラ(ユースチーム)からチームのフィロソフィーをよく理解している選手を次々に昇格させる形で強化を進めてきました。

そして、外から連れてきたワールドクラスの選手が集うレアルと、対照的に内部昇格の選手を中心とするバルセロナの優勝争いには高い注目を浴びてきました。

しかし、2010年代に入って、大きな変化が起こり始めます。昔からレアルの陰に隠れて中堅クラブ状態だった首都のもう一つのクラブ・アトレティコマドリードがディエゴ・シメオネを2011年に監督に据えてから一気に強くなりました。

2013‐14シーズンにリーガエスパニョーラで優勝したのをはじめとして、2012‐13シーズン以降は毎年、3位以内に入り続けています。

アトレティコというクラブは、レアルやバルセロナほどの資金力はありません。このクラブは絶大な能力を持つカリスマ監督の力でここまで来たクラブで、既存の2強とは特徴に違いがあります。

そして、「サッカーは監督次第のスポーツ」だと理論を持った人々からの注目度が高まっています。資金力のレアル、育成部門を重視するバルサ、カリスマ監督が率いるアトレティコ、異なる特徴をもつ3つのクラブの優勝争いからは目が離せません。